2025年4月4日

桜が見頃ですね。今日は豊橋市の多米配水場の桜を見てきました。先日、中日新聞の記事にも紹介されていましたがここは隠れた桜の名所です。かつては近隣の住民が桜を見に訪れていたということですが時代の流れというか法律上の規制もあり現在は基本的に一般の市民は立ち入ることができません。しかし、この桜の季節、短い時間ですが市民に花見を楽しんでもらえるように開放しています。

豊橋市の多米配水場とは?
多米配水場は、愛知県豊橋市多米町字蝉川33-149に位置する重要な上水道施設です。この配水場は、昭和4年(1929年)に建設され、鉄筋コンクリート造の有蓋半地下式長方形水槽を備えています。地上部は土で覆われ、東西両端の中央には管理用の建屋が設けられています。これらの建屋は外壁がタイル張りで、尖頭アーチ風の扉口を持つなど、瀟洒なデザインが特徴です。
多米配水場旧配水池は、平成19年(2007年)まで使用されていました。この施設は、半地下式の構造で、地上部は縦56メートル、横30メートルの範囲が周囲より1.5メートルほど高い平坦地となっています。長辺中央の両側には「通路入口」建物があり、外壁基礎部分に花崗岩が積まれ、壁は庇軒下までタイル貼りとなっています。出入口部分は曲面を持った石縁枠の尖頭等辺アーチで、ゴシック風建築となっています。
多米配水場は、春には一般公開されることがあり、地域の人々に親しまれています。例えば、2024年3月29日から31日には、「水フェス~Spring~」として、小鷹野浄水場とともに一般公開が行われました。このイベントでは、美しい桜や展望台からの景色とともに、水道施設で春を満喫することができます。また、地域で活躍する学生や愛知県とのコラボ企画など、様々な催し物も予定されています。
水フェス~2025~Spring
そして今年も一般公開されました。風が少しあったものの穏やかな花見日和でした。




