自治会長はもうご免です。でも、自治会からは逃げられません

デジタル化

しばらくぶりのブログの投稿となってしまいました。仕事が忙しかったのもありますが、こういうブログの投稿というのはサボりだすと止まらないのが現実です。クライアントさんが記事の投稿が滞ってしまうのがよくわかります。

さて、ぼくは、約500世帯ほどが加入している自治会に所属しています。どこにでもある、いわゆる「普通の自治会」です。

自治会というと、「大変そう」「面倒くさい」「できれば関わりたくない」そんなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。正直に言えば、ぼく自身もそう思っていました。

そんなぼくが、まさか自治会長を引き受けることになるとは、数年前まではまったく想像していませんでした。

組長が回ってきた2022年度

2022年度、組長の役が回ってきました。ぼくの所属する組は15世帯ほど。その中には高齢のみの世帯も多く、体力的な理由などで組長を免除されている方も少なくありません。

結果として、「思った以上に早いペースで役が回ってくる」そんな状態が続いています。

さて、そんな組長役が回ってくるその年、なぜか話の流れで自治会長を引き受けることになりました。今思い返しても、「なぜ引き受けたのか?」自分でもよく分かりません。空気だったのか、責任感だったのか、あるいはその場の勢いだったのか。

ただ一つ言えるのは、軽い気持ちで引き受ける役職ではなかったということです。

自治会の役職と「免除」の仕組み

ぼくの住んでいる自治会では、自治会長・副自治会長・会計を引き受けた場合、その年度の組長の役は免除されます。そして、組長は輪番制のため、次の世帯へと回る仕組みになっています。

そのため、ぼくが自治会長を引き受けた2022年度は、当然ながら組長は次の人へ。さらに2024年度には、同じ組の方が副自治会長を引き受けることになり、また組長が次の人へ。

結果としてどうなったかというと、組長の順番が2年分前倒しで回るという状況になりました。

そして来年度。なんと、またぼくのところに組長が回ってきてしまっています。

K-Susaki

早すぎる…

役が回るスピードが異常に早い組

高齢世帯が多く、免除されている世帯も少なくない。15世帯ほどしかない組で、実際に役を回せる世帯はさらに少ない。

こうなると、「数年に一度」どころか「あれ?この前やったよね?」という感覚になります。

年明け早々、来年度の自治会役員を決める会議があります。

今から気が重いです。正直、また自治会長をやれと言われたら、全力でお断りしたいと思っています。

自治会長は、もうご免です。

自治会長をやって分かった現実

自治会長を経験して感じたのは、「自治会は、仕組みが昭和のまま止まっている」ということでした。

・紙の回覧板
・電話連絡網
・手書きの名簿
・属人化した作業
・引き継ぎは口頭のみ

これでは、誰がやっても大変です。

役員のなり手がいないのは、個人の意識の問題ではなく、構造の問題だと強く感じました。

ウェブ屋として、できることをやった2年間

ぼくの仕事は、いわゆる「ウェブ屋」です。そのため、自治会長を務めていた時に、自治会のウェブサイトを立ち上げました。

また、新たに「デジタル委員」という委員を作り、役員業務のデジタル化を少しずつ進めてきました。

たとえば、

  • 行事予定のウェブ掲載
  • 回覧板のデジタル化
  • お知らせのデジタル化
  • 紙を減らす工夫
  • 情報を探しやすくする仕組み

派手なことはできませんでしたが、「これなら次の人も少しは楽になる」そんな状態を目指して取り組んできました。現在も、自治会長は退任していますが、デジタル委員としてサポートは続けています。

来年度は「デジタル委員」として関わりたい

来年度こそは、できれば自治会長などの役員ではなく、デジタル委員として関わりたい。

自治会のウェブサイトをもっと充実させ、情報が自然と集まり、無理なく続けられる形にしたい。

「誰かが我慢して支える自治会」ではなく、「仕組みで回る自治会」に少しでも近づけたらと思っています。

とはいえ、来年度の役員会議がどう転ぶかは分かりません。また役が回ってくるかもしれないし、思いもよらない展開になるかもしれません。

自治会から完全に逃げることはできない

自治会は、やめようと思えばやめられる組織かもしれません。でも、そこに住んでいる限り、完全に無関係ではいられないのも事実です。

だったら、無理のない関わり方を探すしかない。

全力で背負い込むのではなく、できることを、できる範囲で。

そんな距離感で、これからも自治会と付き合っていこうと思います。

年明けの会議を前に、少し憂うつな気持ちを抱えながらも、「なるようにしかならないか」と自分に言い聞かせている今日この頃です。

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