第4回全国BOLTミーティング

第4回全国BOLTミーティング

2025年4月19日(土曜日)、春の穏やかな陽気のなか、静岡県磐田市にある「ヤマハコミュニケーションプラザ」で開催されたイベント『第4回 全国BOLTミーティング』 に参加してきました。

プロフィールでも少し触れているように、私は55歳で普通自動二輪免許を取得しました。そしてその約2年後には大型二輪の免許も手にし、現在はヤマハのクルーザータイプのバイク「BOLT(ボルト)」に乗っています。

そんな「BOLT」オーナーたちが集まるミーティングが開かれると知ったときは、まさに渡りに船。しかも開催場所は、私の地元・豊橋からもほど近い磐田市。天気予報も晴れマーク。これはもう、参加しない理由がありません。さっそく当日、愛車とともに会場へ向かいました。

僕がヤマハBOLTに乗る理由

なぜ「ヤマハBOLT」なのか

話は10年ほど前に遡ります。

当時、私はウェブ制作の仕事をしており、とあるバイクショップのウェブサイト制作を担当することになりました。打ち合わせのために何度か店舗に足を運ぶなかで、ふと目に留まった1台のバイク――
それが、ヤマハの「BOLT」でした。

そのころの私は、まだバイクの免許も持っていませんでしたし、下の子も小学生で、仕事に子育てにと忙しい毎日を送っていました。シングルファーザーとしての生活は、それなりに大変で、「バイクに乗る」なんて夢のまた夢。そんな余裕はとてもありませんでした。

それでもBOLTを見た瞬間、「かっこいいなあ」と素直に思いました。あとで調べてみると、どうやらその時は発売されたばかりの最新モデルだったようです。

あの日の想いが、現実になるまで

それから数年が経ち、子どもたちも自立し、それぞれの道を歩み始めました。
そして時代はコロナ禍へ。日常が大きく変わり、思うように外出もできず、人生のリズムにも変化が訪れました。

そんなある日、ふと思ったんです。

K-Susaki

あのとき憧れたバイクに、今なら乗れるかもしれない。

そこからは早かったですね。まずは普通自動二輪免許を取得。そして勢いそのままに大型二輪免許も取りました。そして念願だった「ヤマハBOLT」を、迷うことなく購入したのです。

ただし、残念ながらその時点でBOLTはすでに生産終了となっており、販売されていたのは店頭に残る新車のみ。それでも、手に入れることができたのは本当に幸運でした。

そして今、BOLTと共に2年

そんなBOLTとの付き合いも、気がつけば2年になります。乗るたびに、あの頃の想いと、現在の自分の自由を実感しています。

今回の全国ミーティングでは、全国各地から集まったBOLTオーナーたちと直接話をすることができ、改めてこのバイクが多くの人に愛されていることを実感しました。そして、あの時バイクショップで「かっこいいな」と思ったあの一瞬が、今の自分にしっかりと繋がっていることに、少し胸が熱くなりました。

BOLTと出会って、本当に良かった。
これからも、この相棒と一緒に、まだ見ぬ道を走っていきたいと思います。

https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/bolt

初めての全国BOLTミーティング参加

初めての全国BOLTミーティング参加ということで、正直、前日はちょっと緊張していました。年齢的にも、自分のような50代の参加者がどれくらいいるのか、あるいは周囲に溶け込めるのか、少しだけ不安もありました。でも同時に、「同じバイクに乗る仲間たちと直接会って話せる」というワクワク感の方がずっと大きかったのも事実です。

当日は朝から快晴。春らしい心地よい風が吹き、絶好のツーリング日和でした。磐田市に向かう道中、すれ違うバイクの多さに「今日はみんなヤマハコミュニケーションプラザを目指しているのかな?」と自然に笑顔に。BOLTに乗っている人たちはもちろん、道すがらの景色や風もいつも以上に心地よく感じられました。

会場に到着すると、すでに多くのBOLTたちがズラリと並んでいて圧巻の光景。カラーもカスタムも人それぞれで、同じモデルとは思えないくらいの個性があって驚きました。中にはかなり手の込んだカスタムを施した車両や、長距離ツーリング仕様に仕上げたBOLTなど、見ているだけで飽きません。

初対面にも関わらず、「こんにちは!どこから来たんですか?」と気さくに話しかけてくださる方も多く、自然と会話が始まりました。遠くは九州や東北から来られている方もいて、BOLTへの愛の深さに感心しきり。年齢も性別も職業もバラバラですが、「BOLTが好き」という共通点があるだけで、まるで旧知の仲のように話が弾むのです。

また、オーナー同士の情報交換もとても有意義でした。普段のメンテナンスの話、ツーリングで訪れたおすすめのルート、カスタムパーツの入手先など、ネットでは得られない“生の声”がたくさん聞けて、自分のBOLTライフがさらに広がるきっかけになりました。

そして何より印象的だったのは、みなさんの目が本当にキラキラしていたこと。「このバイクに出会って人生が変わった」と語る方もいれば、「定年退職してから大型免許を取った」という方も。自分自身と重なるエピソードも多くて、共感と刺激をたくさんもらいました。

イベントの最後には全体で記念撮影があり、これだけ多くのBOLTが一堂に会する機会はそうそうないと、皆で盛り上がりました。写真の中の自分も、きっと満面の笑みだったに違いありません。

こうして、僕の“初めての全国BOLTミーティング”は、大きな感動とともに幕を閉じました。帰り道、ヘルメットの中で何度も「来てよかったなあ」とつぶやいたことを覚えています。