2025年3月11日


ブログ、はじめました!
というわけで初めてのブログ投稿です。とはいえプロフィールページで自己紹介しているように僕は「ウェブ屋」で自分の仕事のサイトとか他にも特定の話題についてのブログ的な情報発信サイトはいくつも運営してきました。
ただ、今回始めるこのサイトはは全くと言っていいほど個人的なコンテンツで発信していこうと考えています。このブログを始めるきっかけと言っていいのは昨今のSNS事情です。特に政治活動や選挙運動においてのSNSの状況はインターネットのマイナスの部分が露呈してしまっている気がします。
僕自身もSNSを活用しますしXなどでは匿名アカウントで政治的な発言、NHK批判的な発信をすることもあります。ただそれは僕のようなほとんど影響のない一市民の発信です。しかし一方で政治家や議員また多くのフォロワーをもつインフルエンサーと呼ばれる方達の発信の内容にフェイクやデマが含まれていることに今後のインターネット活用についてウェブ屋として危惧するものがあります。
そんな社会的な背景の中で僕自身がウェブ屋としてWordPressを活用したブログ運営にどれくらいの可能性があるのかを検証する意味もあります。このブログサイトの基本構造は僕が政治家や議員など自身をブランディングしたい人向けのホームページ制作プラン「政治家パック」です。ですからそのデモサイト的な要素も含んでいます。そんな僕のブログですが…どれだけちゃんと継続できるでしょうか?時々アクセスしてみていただければ幸いです…
ブログの歴史
今では多くのインターネットユーザーが普通に目にする「ブログ」ですがその歴史はインターネットが一般的なものとなる頃から発展し続けてきました。今更かもしれませんが今回僕がブログの運営を始めるにあたり「ブログ」の歴史について簡単にまとめてみましょう。
アメリカのプログラマー ジャスティン・ホール (Justin Hall) が個人のウェブサイト「Links.net」を開設しました。これが「世界最古のブログ」とも言われています。Windows 95が発売される前の年ですね。
ジョン・バーガー (Jorn Barger) が「Weblog(ウェブログ)」という言葉を作り、日記形式のウェブサイトを指すようになりました。この頃僕自身もHTMLをタグ打ちして初めてのウェブサイトを作りました。
「ウェブログ (Weblog)」が「ブログ (Blog)」と略されるようになり、ブログ専用のサービス(Blogger、LiveJournal など)が登場しました。これにより、技術的な知識がなくても簡単にブログを始められるようになりました。
WordPress (2003年) や Movable Type などのブログプラットフォームが登場し、一般ユーザーにも広がりました。
日本におけるブログサービスの歴史
日本におけるブログの歴史は、2000年代初頭から本格的に始まりました。世界的にブログが注目され始めたのは1999年頃ですが、日本では2003年に「Movable Type」や「WordPress」などのブログツールが登場し、個人でもブログを運営しやすくなりました。同時期に、無料でブログを開設できる「ブログサービス」が各社から提供され、多くの人が気軽に情報発信を始めるようになりました。
代表的な日本のブログサービスには「ライブドアブログ(2003年)」「楽天ブログ(2004年)」「アメーバブログ(2004年)」などがあり、特に「アメブロ」は芸能人の活用が増えたことで急速に成長しました。また、「Yahoo!ブログ(2005年)」や「FC2ブログ(2004年)」も人気を集めました。これらのサービスは、簡単に記事を投稿できることから、多くの個人ユーザーが日記や趣味の記録、ビジネス利用など幅広い目的で活用しました。
しかし、2010年代後半になると、SNSの普及によりブログ文化が衰退し始めます。TwitterやFacebook、Instagramなどの登場によって、短文や画像、動画を手軽に投稿できるようになり、長文を投稿するブログの需要が減少しました。その影響を受け、多くのブログサービスが終了しました。
主な終了したブログサービス
Yahoo!ブログ(2019年終了)
Yahoo!ブログは2005年に開始され、一定のユーザーを獲得しましたが、SNSの普及や他のブログサービスの台頭によりユーザー数が減少しました。2019年にサービス終了を発表し、利用者には「アメブロ」「ライブドアブログ」「Seesaaブログ」などへの移行を推奨しました。
So-netブログ(2021年終了)
ソニーが運営していたSo-netブログは2004年に開始されましたが、利用者の減少により2021年にサービスを終了しました。他社のブログと比較すると独自の特徴が少なく、SNS時代の競争に耐えきれなかったことが要因と考えられます。
楽天ブログの縮小(2013年に外部リンク制限)
楽天ブログは今も存続していますが、2013年に「楽天市場の商品以外の外部リンクを禁止」するという制限を導入しました。これにより、アフィリエイト目的で運営していたブロガーが他のサービスへ移行する動きが加速しました。
エキサイトブログの一部有料化(2022年)
エキサイトブログは現在も存続していますが、2022年に無料ユーザーの制限を強化し、有料プランへの移行を促す形に変わりました。これにより、無料で利用していたユーザーが離れていきました。
終了したサービスの影響
ブログサービスの終了は、多くのユーザーに影響を与えました。一部のユーザーは他のブログサービスへ移行しましたが、移行先が見つからずにブログを辞める人も少なくありませんでした。また、長年にわたり蓄積された個人の記録や貴重な情報が失われるケースもあり、ブログのデータ保存や移行の重要性が再認識されました。僕自身、様々なブログサービスが終了していく中でブログコンテンツの移行の相談をいくつも受けました。
一方で、ブログ文化そのものが完全に消えたわけではありません。現在では「はてなブログ」「アメブロ」「note」などが引き続き人気を集め、特に「note」はビジネス向けの活用が増えています。また、WordPressを活用した個人ブログも根強く支持されています。
SNSの影響で短文投稿が主流になった現在でも、深い情報を提供するメディアとしてブログは依然として価値を持ち続けています。今後は、SNSと連携したブログ運営や、収益化を目的としたブログの活用がさらに重要になっていくでしょう。
ブログとSNSの違い
インターネット上で情報を発信する方法として、ブログとSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が広く利用されています。どちらも個人や企業がコンテンツを発信する手段ですが、その性質や目的には違いがあります。
ブログは、主に長文の記事を投稿する形式のメディアであり、個人の考えや専門知識を体系的に記録するのに適しています。ブログ記事は検索エンジンにインデックスされやすく、過去の投稿も長期間にわたって閲覧される特徴があります。一方、SNSはリアルタイム性が強く、短文や画像、動画を手軽に投稿し、フォロワーとのコミュニケーションを重視するプラットフォームです。情報の流れが速いため、新しい投稿が優先的に表示され、過去の投稿は埋もれやすい傾向にあります。
ブログのメリットとデメリット
ブログのメリットは、情報が蓄積され検索エンジン経由で長期間読まれる点、資産として価値が生まれる点、デザインや機能のカスタマイズが可能な点です。一方、デメリットとして、記事作成に時間がかかり継続が難しいこと、SNSに比べ拡散力が弱いことが挙げられます。また、読者を増やすにはSEO対策やプロモーションが必要です。ブログは長期的な集客や信頼構築に向いていますが、定期的な更新と運営の工夫が求められます。
ブログのメリット
- 発信した情報の蓄積と検索サイトでの評価
ブログは長文コンテンツを保存しやすく、検索エンジンを通じて多くの人に読まれる可能性があります。 - 情報資産としての価値
記事は蓄積され、時間が経ってもアクセスされるため、長期的な集客につながります。 - デザインやサイト構成のカスタマイズの自由度
独自のデザインや機能を追加でき、ブランドイメージを統一しやすい。
ブログのデメリット
- 記事を投稿する手間と継続の難しさ
記事の作成には時間がかかり、定期的な更新が負担になることがあります。 - 瞬間風速的な拡散力がない
記事はSNSのように瞬時に広まるわけではなく、SEO対策やプロモーションが必要です。
SNSのメリットとデメリット
SNSのメリットは、リアルタイム性が高く、投稿が即座に拡散しやすい点、短文や画像を手軽に発信できる点、フォロワーと直接交流しやすい点です。一方、デメリットとして、情報の流れが速く投稿の寿命が短いこと、アルゴリズム変更の影響を受けやすく集客が不安定なこと、プラットフォームに依存するリスクがあることが挙げられます。SNSは短期的な話題作りや交流には適していますが、継続的な発信が必要となります。
SNSのメリット
- リアルタイム性と拡散力
投稿がすぐにフォロワーに届き、シェアやリツイートによって爆発的に拡散する可能性があります。 - 手軽な投稿とユーザーとの交流
短文や写真を簡単に投稿でき、コメントや「いいね」を通じてユーザーと直接交流できます。 - トレンドに乗りやすい
流行に合わせた投稿ができ、注目を集めやすい。
SNSのデメリット
- 情報の流れが早い
投稿の寿命が短く、過去の投稿がすぐに埋もれてしまうため、継続的な発信が求められます。 - プラットフォーム依存
アルゴリズムの変更により、投稿の表示頻度が変わるため、集客が不安定になることがあります。
ブログの重要性についてあらためて問い直してみる
ブログの重要性についてあらためて問い直してみる
SNSの普及によって情報発信の手軽さが増し、多くの人が瞬時に情報を共有できる時代になりました。しかし、その一方で情報の消費スピードが加速し、深い思考や議論が成立しにくくなっている側面もあります。そんな中で、ブログは「情報の蓄積」と「体系的な発信」を可能にする貴重なツールとしての価値を持ち続けています。
ブログは単なる日記ではなく、長期的な視点で知識や意見を整理し、発信する場です。検索エンジンを通じて過去の投稿にもアクセスしやすいため、短期間で消費されるSNSの投稿とは異なり、長く役立つ情報を提供できます。また、SNSのようにプラットフォームの影響を受けにくく、自分のスタイルで発信を続けられるのも強みです。
インターネット上やSNSで情報が溢れる現代だからこそ、じっくりと考えながら文章を綴る場としてのブログの意義を再認識し、その価値を活かす方法を模索していくことが重要なのではないのか?何てことを考えながらこのサイトの初めてのブログ投稿の記事とします。

これからもどうぞよろしくお願いします。